スッタカの機材の話2018年夏秋仕様

マニアックな話なので興味のない方はスルーして下さい。
現時点での、ストウタカシTRIOのギターサウンドについて、使用機材の紹介と解説をします。
まずはエフェクターボード。
左上から時計回りに、⑧Zoom MS-50G(マルチエフェクター)、⑦electro-harmonix Micro POG(オクターバー)、③Wampler Tamnus(オーバードライブ)、②Providence Velvet Comp(コンプレッサー)、①BBE Ben Wah(ワウ)、④Ibanez TS9DX(オーバードライブ)、⑤Xotic SL drive(オーバードライブ/ディストーション)、⑥Catalinbread Katzenkönig(ファズ)、⑨Way Huge Supa-Puss(ディレイ)となります。※丸数字は接続順

それぞれの解説を接続順にします。
①BBE Ben Wah
トゥルーバイパス+本体右のポットでピークQ可変、かつリーズナブル。音はクセがなく使いやすい。この性質が長所でもあり短所でもある。ワウペダルに求めるのは「クセ」かなと思っているので、今のボートでは入れ替え候補。

②Providence Velvet Comp
非常にクセがなく、かけっぱなしで使える。といいながら、クリーンの時にだけ使っている。曲は「Lovely」「月が泣いている」。張りがあるクリーンは、さすがのProvidenceクオリティ。今時もっといいコンプがあるらしいが、トータルでコスパ高いので、これで十分。

③Wampler Tamnus
Wamplerのケンタウロス系のオーバードライブ。ミニサイズだがノイズのなく、頼りになる。ほぼかけっぱなしで使っていて、7~8割くらいはこれ1個だけONの状態。いわゆるメインのオーバードライブ。ケンタのバッファが非常に有効で、OFFでも音に張りがある。今のボードでは4番でエース、みたいな存在。野球は詳しくないんですが。

④Ibanez TS9DX Mod
TS9DXをKeely風に改造したもの。パーツのグレードアップによりノーマルより音の張りがある。そして最大の特徴が、2種類のゲインを設定が可能であること。追加されたフットスイッチで切り替えできるので、セッションとかサポートの時はこれ1つで足りるという便利機能。主にソロの時にONにする。「ライライライ」のソロの音はこれ。ストラトでこれONにするとジョンメイヤーごっこができる。個人ビルダーの人にMod(改造)してもらったもらったもの。今後入れ替える可能性高し。

⑤Xotic SL Drive
プレキシマーシャル系のオーバードライブ。ミニサイズだが、めちゃくちゃ重い。本体裏蓋を開けるとスライドスイッチで色々音色が設定できる(TRIOではリッチーブラックモア設定で使用)。シングルコイルピックアップとの相性は抜群。ハムバッキングピックアップだとディストーションまで歪む。コンプ掛かった張りのある音で、ピッキングの反応もよい。基本的に1種類の音しか出ないが、その音が非常に使いやすいので、セッティング時間が短いライブ向けのペダル。微調整のスイッチは裏蓋を開ける必要があるので、個人的にはそれを外に出してくれたら最高なんだけど。「Forget me (not)」「ぬけがらの夜」で使用。あとソロで踏む時もある。

⑥Catalinbread Katzenkönig
トーンベンダーにRATのフィルターを付けた不思議ファズ。Inputゲインを調整できるので、ペダルボードのどこにでも置けるのが、しょっちゅうボード入れ替えしている自分には嬉しい。Gainが0でも十分歪むのでハウらないように調整は必要。ムッチリしたファズの後段にあるトーンフィルターが物凄く調整しやすい。ペダルボードの中に入れるファズとしては優等生過ぎず、暴れ過ぎず、なかなか優秀。試しに買ってみたら当たった感じ。あと、他に使ってる人がまずいないというのも良い。猫のイラストも気に入っている。カッッエンケーニッヒ(猫の王様)と読めないのと、ググらないと綴りがわからないのがたまにキズ。

⑦electro-harmonix Micro POG
エレハモの高機能オクターバーPOGを機能制限してコンパクトにしたマイクロポグ。原音に1オクターブ上と下を足す。ツマミ3つ(原音、オクターブ上下)の非常にシンプルなコントロールがわかりやすい。レスポンスが早く、太い音なのが特徴で、コードを弾いても自然に聞こえるのがアナログ派ギターリストが好んで使う理由だと思う。このエフェクトボードの中では新入り。ドラムのみんちゃんとベースレスのツーピースやる時、つまりWhite Stripesごっこするために購入。TRIOはベースがいるので原音14時、オクターブ上Full、オクターブ下10時以下のセッティング。「Humanichair」と時々ソロの時にON。

⑧Zoom MS-50G
軽い、安い、いい音、と三拍子揃ったZoomのコンパクトマルチ。使用頻度が少なく、使い所の限られたエフェクターはこれを使います。Z.vexのSeek WahをシュミレートしたSeqFLTR、Uni-VibeをシュミレートしたThe Vibeなどのモジュレーション系に使ってます。

⑨Way Huge Supa-Puss
タップテンポ付きで、電池駆動OKのアナログディレイという選択肢で選んだらコレ。モジュレーションのデプス、レイトや、ウェット音のゲイン、トーンが簡単に調整できるのがよい。これ以上の機能を求めたら高級なデジタルディレイを選ぶしかない。といいつつ、実はワンマンライブの時はMXR Carbon Copyでした!!

番外編
中央にあるのはOne ControlのDC Porter、パワーサプライです。スマホ、タブレット用のモバイルバッテリーを接続します。ライブハウスやスタジオの電源を使わないので、電源由来のノイズがありません。アナログエフェクターと、デジタルエフェクターが混在していると、どうしても出てしまうノイズ問題が解決できたのは本当に嬉しいです。
最近は大容量バッテリーが安く売っているので、ライブやリハでも困りませんし、最悪バッテリーが無くなってもスマホ用のアダプターで給電できるのでなんとかなります。これマジおすすめ。
そして、僕のサウンドのキモは何と言ってもこのアンプヘッド、VOX MV-50 Clean。出音はFender系です。真空管の特性を持つNu-tubeという新技術が使われているそうですが詳しくはわかりません笑。デジタルくさくない、チューブアンプの音をこのサイズで実現しているのは素晴らしいです。3段階のアッテネーター(50W RMS@4Ω、25W RMS@8Ω、12.5W RMS@16Ω)がまたいい感じで、16ΩにしてボリュームをフルアップするとFendeのチャンプのような小型チューブアンプをフルボリュームで鳴らす、あの感じが表現できます。通常のライブではどこにでもあるマーシャルのキャビネットに接続し、最大出力(50w)で使っています。ボリュームMAXにしてもクリーンが美しいアンプです。

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